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安住だいち

Author:安住だいち
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↓ハルタにて連載終了しました
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「最愛の隣の悪夢」
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↓同人誌『少女マンガ2』発売中
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↓チャリティ同人誌参加します
震災に負けるな!2

カンボジアを舞台にした
読みきり3本掲載されてます。
↓遺跡マンガ「遺されしもの」
Fellows! 2010-OCTOBER volume 13 (ビームコミックス)Fellows! 2010-OCTOBER volume 13
(2010/10/15)
↓舞踊マンガ「祝福の舞」
Fellows! 2010-APRIL volume 10A (ビームコミックス) (BEAM COMIX)Fellows! 2010-APRIL volume 10A
(2010/04/15)
↓旅マンガ「サンライズ」
Fellows! 2009-JUNE volume 5 (BEAM COMIX)Fellows! 2009-JUNE volume 5
(2009/06/15)

テニス・ジャーナル誌にて連載終了しました大学テニス部マンガ
RISE」(原作・磯貝亮一)


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20141126 Wed
最後の平日 

最後の平日 

10/10
今日も朝のお散歩から!
自転車で集まってくる職人さんたち。
朝1
通いの人達は、ビニールにお弁当を入れて持って来ている。
朝2
開店前の森のショップも覗く。
ショップ朝
この棚のなかには、お絵描き組の描いた絵が詰まっている。
ショップの棚ショップ朝3
染めの材料がいろいろ、
織の道具もいたるところに展示されてる。
ショップ朝2
お絵描き組が始まる前のひととき。
みんな仲良さそう。
森本宅1F
お掃除中。タイガーは番犬中。
掃除中
リリーはご飯中。
リリーゴハン
朝食を済ませて、インタビューの準備。
昨日、森の人達と話して感じたのは、
こちらが知りたい情報を、引き出せる質問が出来てない…ことだ。
森本さんは取材関係に慣れてらっしゃるし、こちらが知りたいことを
日本人同士の勘で、察して言葉にしてくれる。
私としては、森の人達がどういう気持ちを経て、IKTTに携わるようになったのか、
その人のルーツを少しでも知りたいと思うけれど、
ポルポトと内戦の時代に触れてしまうのはタブーな気がしてしまう…
そんなことをぼんやり悩んでたら、クマちゃんが友達のバイクに乗せられてやって来た。

到着早々、その疑問をクマちゃんにぶつけてみると、
「その時代のこと、聞いても大丈夫」という答え。
流れで、クマちゃんのご家族はどうだったかも尋ねてみると、
なんとお祖母さんが今でも元気で、昔の話を色々聞いたという。

そのお祖母さんは、村長の娘で身分が高く、夫であるお祖父さんは字が書けるので
ポルポト時代に殺されてしまったという。
元々住んでいたシェムリアップから、チェクレンという遠い田舎まで散々歩かされ、
10歳になる子は田んぼの仕事をさせられる。
支給されていたお米がおかゆにになり、
食べ物が無くなって、川べりに自生している空芯菜を取って食べた。
家族が引き離された時、牛車の音を辿ったら戻っていけた、
道案内をしてくれた良いおばけの話や、怪談などをしてくれた。

またクマちゃんのお父さんは、
「ポルポトから解放してくれたフンセン首相に、一生感謝したい気持ち」
と話しているという。

村長の娘さんの孫なのか…クマちゃんの聡明さなど、色々に納得。
とはいえ、クマちゃんは5人兄弟の長女で、家族は貧乏と戦って大変だったそうだ。

更に兄弟の話も聞く。2番目の弟は中国語、3番目の弟は英語が出来てシルクファームに所属、
4番目の妹は高校生、1番下の弟とは19歳も年が離れているそう!
それにしても、さすが観光都市生まれ、語学をそれぞれ活かせている兄弟って
どんな会話をしてるんだろう?面白そうだ。


少々時間を取ってしまったが、
この日は、村長でスレイプイちゃん父、トールさんから通訳をお願いする。
いつもスレイプイちゃんが授業をしてる場所で、お話を聞く。

トールさんは、カンポット出身の39歳。
昨日話を聞いたウーさんとは、郷里でもご近所さん。
森本さんの話では、英語が堪能で、大臣にもキチンと説明できるほど、
IKTTのことをよく分かっている人だそう。
けれども、学校は中学2年までしか通っていなかったそうだ。
なぜならその頃、母親が地雷を踏んで入院し、
兄弟の世話をしなければならなくなってしまったからだ。

森本さんと出会ったのは17歳の頃。
織物の相談に村長(郡長?)達と話し合って、蚕を運んで来てくれたという。
詳しくはこちらを参照に

カンボジア絹絣の世界―アンコールの森によみがえる村 (NHKブックス)カンボジア絹絣の世界―アンコールの森によみがえる村 (NHKブックス)
(2008/01)
森本 喜久男

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そのカンポットの村でも、トールさんが10歳くらいの頃までは蚕が居て育てていたが、
数が少なくなってしまい、布に仕立ててもお金にならなかったところ、
森本さんが仕事を持って来てくれたのだそう。
その養蚕仕事のお陰で道も橋も良くなり、蚕用の道具も支援してくれた。

96年にプノンペンで、カンボジアの文化芸術大臣もされていたボッパー・デヴィ王女に
布を披露出来るお祭りがあり、カンポットやタケオの人達も呼ばれたそうだ。

トールさんはその時初めて、自分が育てた蚕が布になった姿を見て、すごく感動したと言う。

2001年には森本さんが購入した土地と、アンコール遺跡を見に来るツアーに参加し、
森が拓かれる2002年にカンポットの29人と連れ立ってこちらにやって来た。
最初の3ヶ月間は森本さんが衣食住の費用を負担してくれた。
始めは一部屋7~8人男ばかりで雑魚寝出来るスペースが4つ、
一家族ごとに家を建て増していった。
土地を耕し、野菜を作りながら、
2004年に森本さんの家とショップが出来、
2005年に織物をするタケオの人達が移住、
2006年にはゲストハウスが出来、電気も通るようになる。
それまで電気は車のバッテリーで賄っていた。
土地を開墾するのは大変だけど、目的があるから頑張れたのだそう。

若い頃の将来の夢はビジネスマンで、お金持ちになりたかった。
今は森本さんのアシストで自分のビジネスではないけど、
森本さんを助けることはみんなを助けることになるし、
伝統的な織物を繋いでくれたことが嬉しいのだそうだ。

村長に選ばれたのは森本さんから任命されたから。
なぜ選ばれたのか分からないとトールさんは話すが、
ここまで話してみて、これほどの適任は他に居ないだろうと、私でも分かった。
仕事に誇りを持っているし視野も広い。
シャイな他の人達と比べても饒舌で、1つ尋ねると5つくらい察して答えてくれる。

今では、長女で中学生のスライプイちゃんと、
森でパム(裾柄の無地)を織っている奥さんのピアップさん、
近隣のピアックスナイ小学校で教師をしている妹さんと暮らしている。

地雷を踏んでしまったお母さんは、カンポットで他の家族と暮らしている。
肺に破片が入った後遺症で、月に1度の注射を受けないといけないそうだ。
先日プリアヴィヘアに行ったのは、奥さんの妹の新築祝い。
トールさんも奥さんも、それぞれ8人兄弟だそう!多い!!

長男は高校生で、アンコールトム村にある、
アンコールトム高校の寮で暮らしながら、土日は英語を勉強している。
どうやらクマちゃんの妹さんも、同じ学校に通っているみたい。
離れて暮らしている長男が心配で、毎晩ケータイに電話をするが、
いつもお金が無いから送ってくれと言われるらしい。
うーん…どこの国でも同じですね。

トールさんの趣味は魚取り。
仕事の大変な所も聞いてみた。接客とかどうなんだろう?
すると、お客さんの居る時の大変さはマシだけど、
居ないとお金が入らないから大変!!…と言っていた。
森の人達同士でも、お金の話はよくするらしい。
…どこの国でも同じですね!!!

モリモリ話していたらあっさりお昼になる。
トールさんありがとう!

お昼は森本さんの家で、まさかの素麺。
こんな所で食べられるとは…クマちゃんとお友達も美味しいと言っていた。

午後からは、噂の出戻りスタッフの話を聞こうと、
名前と場所を教えてもらい織り機の所まで行ってみるも……無人。
昼休みから戻ってないのかな?と思って近くのスタッフに尋ねると、

今日は来ていない………という。

私達の噂を聞いてたんじゃなかろうか!?なんとまあ、タイミングが悪かった。

そんなこんなで立ち往生していると、染め作業に人が集まっている。
瓶と鍋鉄焙煎1
どうやらこの薄茶色の糸から染めるらしい。
鉄焙煎2
すると、森本さんの娘のアヤカさんも、通り掛かって合流。
染料はアーモンドの葉で、鉄媒染をするのでは?と教えてくれた。
森の人達とアヤカさんは顔見知りの様子。

アヤカさんは伝統の森を、遠くて来るのが少し面倒臭い実家のよう…と話していた。
ここ最近は、仕事の休みが安定しているのと、
森本さんの体調もあり、まめに訪れているらしい。

媒染液は発酵して、なんというか堆肥のような匂い!
鉄媒染3
その傍ら、ソッキアンさんは先日の紅い糸を洗っている。
シャンプーの良い香りが漂う。
洗わないと染料のせいで糸が切れやすくなるらしい。
ラック絞り
こちらは、せーので時間を計りながらジャブジャブ漬ける。
鉄媒染2
馬のウ○コの色になって欲しくない!
…と言ってたので、黒くなるまで何回かジャブジャブ。
鉄媒染4
どうやら希望の色になった模様。
始めの状態よりも黒々と艶がある。
鉄媒染5
ドサクサに紛れて、染めの指導をしてたおばあさんに話を聞かせてもらう。

彼女はライさん。昨日インタビューしたソッキアンさんのお母さんで、
3年前にタケオ州からこの森にやってきた。

4人兄弟だったがポルポトの時代に2人は行方不明に、
残る弟と、娘が今もタケオ州で暮らしている。
孫はソッキアンさんの娘4人も入れて10人居る!
多い!まだ50代なのに!

旦那さんはポルポト正規軍の人で、強制的に結婚させられたけど、
ライさんが23歳の時に帰らぬ人に。
以来女手一つで娘3人を育てた苦労人。
ライさんのお母さんの時代は伝統的な織物を作っていたけれど、
手間が掛かり過ぎてお金にならない為、
ライさんが若い頃は、科学染料とベトナム製の絹糸を市場で仕入れて布を織り、
田んぼも耕しながら生計を立てていた。縫製工場で働いていたこともあったそう。
ライさん
今この森では、染め上がった糸を
カナールという、横糸の棒に紡いで巻き取る作業をしながら、
工房全体の進行を見つつ、後進の指導にもあたっている。
絣のホールは難しい為、昔は織っていたけど、今は目が衰えてしまい出来ないらしい。
この紡いでいるのは、3色染めの絣で、カナール大体25本分の模様だそう。
これを織ると模様がピシっと決まっていくのか…
ライさん糸車ライさん糸車2
ライさんが若い頃は、母親が布を織って生きてきたから、
自分も織って生きていくんだろうなぁと思ってたという。
苦労されたからだろうが、お孫さんには一生懸命勉強して、
違う仕事について欲しいと思っているそう。
ソッキアンさんと考えが同じなようだ。
けれど丁度居合わせた2番目のお孫さんは、お母さんやお祖母ちゃんのように、
糸を紡いだり布を織ったりしたいと言っていた。
どちらの希望が通ることになるのか…?

ライさんから見て、ソッキアンさんの腕前は?と尋ねたところ、
自分よりも遥かにいい腕前、との評価。
1番上手なのか?と尋ねると、そうではないらしい。
シェムリアップのショップに、もっとキャリアの長い職人さんが居るのだそうだ。
あとやはり、給料の話をしていた。
……どこの国も同じですね……

16時を迎える、タイムアップ。
シェムリアップの職人さんが気になるので、
後日もお願いするかもとクマちゃんに伝え、別れる。
みっちり2日間ありがとう!

明日は土曜日。この日の見学で仕事は見納め。
インタビューにかなり時間を取ってもらい、
すごくお邪魔をしてしまった思いはあるけれど、
嫌な顔一つせず、皆さん丁寧にお話して下さった。
ありがとうございます…感謝の言葉が足りません!

けれど全ての行程を見学出来た訳ではない。
紡いだ黄色い糸を洗って白くするところ、織り機に縦糸を仕込むところ、
織りあがって織り機から外す所などは、見ることが出来なかった。
しかしこればっかりは、作業工程に合わせて滞在するのも難しいし、
その時のご縁とタイミングとしか、言えないのかもしれない。
けれどこの5日間で、繭を紡ぐ所から括り・染め・織りまで具体的に流れを掴めたし、
何より、ゆったりとした時間の中で女性達が協力しながら織物を作っていく、
カンボジア工芸の営みに触れられたのがとても良かった。

その後、最後のお湯浴びと洗濯を済ませて、
やっぱり最後のスライプイちゃんの授業の見学。

4回目にして、語学難しいよね…だけでは済まされない問題が見えてくる。
外人さん向けの日本語検定試験に合わせたテキストで
勉強しているスライプイちゃんだが、
例文に出てくる単語の意味を、多分理解出来ていない。
体育館も図書館もここには無い。
サウジアラビアが石油を沢山輸出してる国、というのは
ほぼ一般常識だと思うけど、(そういう例文が出ました)
森の中学生にはその情報が入ってこないのかもしれないし、
想像するにも限界がありそうだ。
峯村先生曰く、本を読む習慣も、そもそも本自体もあまり無いようだ。
前回の旅で、カンボジアで1番大きいけど、大きくなかった書店に行ったのを思い出す。

これはスライプイちゃんだけの問題では無いようで、
森本さんも、一般教養は本当に大事だとボヤいていた。
電気の直流と交流、電圧などを学校に行ってないと学ばない。
(学校でも教えてるかどうかは分かりません)
そんな人が機械を扱うので、しょっちゅう故障を起こすよう…

でもスライプイちゃんは、毎日遠くの中学校やこのゲストハウスに通うのに、
バイクの運転はスイスイ出来る。
日本人の常識とはそもそも違う。

ともあれ、自分が日本で何気無く享受した義務教育時代が、
すごく恵まれた環境だったんだなぁと、改めて思い知らされる。

最後の夕飯。相変わらずの大人数。鳥から揚げと納豆とオムレツと
ゴーヤスープ。苦くて美味しい。
ワンニャン
後片付けかニャ?この右奥がキッチン。

食後は森本さんとアヤカさんとお話。
森の人達へとインタビューをうけて、
森本さんは、カンボジアの村々の織物を調査してた頃の写真を見せてくれた。
調査フォト
今回のインタビューは、私が何を聞きたいのか分からないせいもあって、
手こずったし手間取った気がする…
(でもクマちゃんは質問上手いって褒めてくれてた、嬉しい!)

森本さんはカンボジアを調査することになる前、
タイでガイドをしていた頃、民俗学の先生の調査を案内してまわった時期があり、
そのノウハウをご自分の調査で活用したという。経験に無駄は無い…!
その時の調査票。見返し易いし比較もし易い。
私もこうすれば良かった…後の祭り。
調査票

森の滞在が、明日の日中を残すのみとなったが、
明日午後からは5人の団体客が来て、染織体験を行うという。
それって、今日見た作業を体験させてもらえるってこと?
森本さんにも勧められたので申し込んでみる。
アヤカさんも未経験と言うので一緒にやることに。
あと、秘蔵の古布も見せてくれると言う!
掘れば掘るほど見所があるぞ!伝統の森…
もっと滞在が長かったら、他になにが見れたんだろう?

お話を終えた後、写真の取り忘れに気づく。
シェムリアップお絵描き組の猫の絵。カワイイ。
猫の絵
朝と昼に食事をするテーブル。
華僑の先祖が多いタケオ州の家具だそう。
ダイニング

アヤカさんとゲストハウスへ帰る時、
星空がキレイと教えてもらい少しお散歩。
十六夜の直後で月がすごく明るかったので、
星は見えずらかったけど、なんと蛍を確認!
自生してる蛍なんて、初めて見たかもしれない!

思わず寝る前に興奮してしまったけど、
横になって電気が消えたらバタンキューでした。
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