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安住だいち

Author:安住だいち
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↓同人誌『少女マンガ2』発売中
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カンボジアを舞台にした
読みきり3本掲載されてます。
↓遺跡マンガ「遺されしもの」
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Fellows! 2010-APRIL volume 10A (ビームコミックス) (BEAM COMIX)Fellows! 2010-APRIL volume 10A
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Fellows! 2009-JUNE volume 5 (BEAM COMIX)Fellows! 2009-JUNE volume 5
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テニス・ジャーナル誌にて連載終了しました大学テニス部マンガ
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20141122 Sat
通訳のクマちゃん 

通訳のクマちゃん 

10/9
停電で早く寝たはずなのに、
早起きも散歩もせずにベットでゴロゴロ
昨日借りた漫画を読む。

バイクと男のプライドと美女との3角関係、
劇画全盛の頃のハードボイルドな内容だ。
最近主流の、飄々とした主人公に
カワイイ系のヒロインと日常生活的な作品とは真逆。
(思いきり独断と偏見が入ってます)
どちらが良い悪いという問題ではないけど、
読者の求めている物の変化の振り幅が凄まじく、
日本を離れて30年超えの森本さんのような人が、
今まともに楽しめる漫画はあるのだろうか?とふと思う。


時間が来たので朝食へ。
峯村先生に、今日来る通訳さんに
「してもらいたい質問を考えて来ましたか?」
と問われるも…なにも考えてなかった!
だって漫画読んでたし。
急いでなにを聞くか考えてると、
約束の9時前にバイクで通訳さん到着。

通称クマちゃん…いかつい名前に反して、
なんと可愛らしい女性で、
今日は時間が空いてるお父さんに連れてきて貰っていた。

話してみると淀みない流暢な日本語。
シェムリアップ在住で学生時代から日本語を勉強し、
恐らく日本の外国人雇用対策の制度を利用し、
介護の資格を取るべく栃木に留学していたという。
現在は年明けに名古屋へ再留学の返事を待ちつつ、
シェムリアップでガイドとして旅行会社で働くも、
シーズンオフの今は通訳などの副業も積極的にしているという。

急なお願いにも関わらず、お互い都合が良くて助かる。
森本さんと峯村先生に事前に、
インタビューすると良いだろう人を教えてもらい
作業中だがお邪魔させてもらう。


トップバッターは昨日も会ったデザイナー
ソッキアンさん。これは昨日の写真。
ソッキアン昨日
失礼ながら年齢も聞く…私とクマちゃんの間。
その際、干支で生まれ年を伝えられる所がアジアですね。
けれどカンボジアの十二支は、羊が山羊に、猪がブタになってる。
羊や猪は寒い所にしか居ないのだろうか?

ソッキアンさん、この若さで子供4人居て
森1番の仕事人で、その腕を買われて持ち家まで建てている…
カッコ良過ぎではないか…!

彼女は元々プノンペンの南、
絹絣で有名なタケオ州出身。
それぞれ2つ違いのお姉さんと妹が居て、
今もタケオ州で織物をしている。

幼い頃からお祖母さんやお母さんが織物をしていて、
姉妹みんな、13歳の年から糸車を回し織物の勉強を始め、
16歳には模様も作り始めた。
お婆さんは厳しく、学校から帰ったら
ずっとお手伝い…当時はやりたくなかったそう。
とは言え、才能があったのだろうか。
小さい模様しか作れなかったお祖母さんよりも、
大きくて複雑な模様を、18歳の時には織っていたらしい。
タケオの村では、ベトナム産の糸を使い
カンボジアの人達が普段使いする
ホール(絣)・パム(無地)・スン(木綿で裾に模様)
を、市場に卸していた。
その後、村の人達と共に
プノンペンの縫製工場で働いていた頃に、
森本さんと出会ったという。

一模様でどれくらいの時間が掛かるか尋ねると、
14cm位の小さいタイプなら一週間で括っていたが、
今では子供の面倒を見ながらなので倍近く、
19cm位で3週間も掛かると言う。
ここで手掛けているデザインは、
今まで見た布のナーガ(竜)やアプサラ(天女)などを参考に、
足したり引いたりして自分で考えたオリジナル。
店に依頼されている伝統的な模様が主だが、機会があれば、
今風に模様をアレンジしてみたいと言っていた。

気付くともう11時を超える!
娘さんが奥で昼食の準備を始めていた。
奥のピンクの子は、お絵描き組で森本さんが
1番上手と褒めていた子。絵心は遺伝するんだろう。
ソッキアン家
そういえば、なぜ小学校は休みなのか聞いてみた。
なんと、雨季明けのカティン祭で、
昨日のチマキは寺のお坊さんにあげる物だったそう。

ソッキアンさんとしては、娘を大学に行かせ、
マーケティングを学んで欲しい!という。
その学費を確保するために
仕事をするのが楽しいと言っていた。
偉い。とてつもなくしっかりしている。

クマちゃんはソッキアンさんのスタイルの良さを
「子供4人も産んだと思えないですね…」と褒めていた。
スレている素の感想が面白い。
シェムリアップの人と森の人では価値観がかなり違うのかもしれない。
クマちゃんは都会っ子のせいなのか、
日本の女友達と話してるのと同じ感じがする。

クマちゃん曰く、シェムリアップは田舎なので、
ショッピングはバスでプノンペンまで行くらしい。
カンボジア進出を果たしたAEONにも行ったそうだ。
日本の吉野家の牛丼の味が忘れられないけど、
カンボジアの吉野家は値段が高い。
でも我慢出来なくなったらいつか入る…
と言っていた。

ああ…昨日ここの夕飯で、美味しい牛皿出たのに…
食べさせてあげたかったなぁと思いつつ、
お昼はクマちゃんとクマちゃん父も交えて
焼きそばとマンゴー。

それにしても、1人聞くのに半日も掛かるのか…
通訳を介したコミュニケーションは
質問を→訳して貰い→返答を→訳して貰い
→メモを取って→次の質問…
そりゃあ時間が掛かって当たり前。
そうは言っても、聞きたいことがダイレクトに聞けるのは貴重だ。
出来るだけ良い情報を引き出さなくては!

午後からは、蚕組のリーダーという人を教えて貰う。

…ニッちゃんの親戚のおばあさんではないですか!?
ウーさん
彼女はウーさん。蚕を育て糸を紡ぐ、
カンポット州から来た集団の1人だ。
そういえばニッちゃんのお母さんもカンポットに居ると言っていた!
改めて、ニッちゃんとの関係を尋ねると、

叔母さんの叔母さん…であるらしい。

あーー…そんな関係、
通訳さんが居なかったら分かる訳がない!
知りたい事の痒い所に手が届く。素晴らしい…!

ウーさんが森本さんと出会ったのは、20年以上前のこと。
カンポットではお米を作りながら、
お姉さんが飼っていた蚕に桑をあげる仕事をしていて、
ホール(絣)は出来ないけど、クロマー(チェックの布)は織れたそうだ。

森本さんがこの伝統の森を立ち上げた時に
カンポットの村から18人、
森のメンバーとして連れて来たのが2002年前の2月。
その後遅れて3期目のメンバーとして、
11年前からこの森で暮らしている。
森に来て3日目で、蚕仕事全体をまとめる役割を与えられた。
なぜなら当時の人としては珍しく、読み書きが出来たからだ。

ウーさんの親は教師(森本さんに聞いた)で、
ポルポト政権以前には学校に通っていた。
その後1979年にポルポト政権から解放され、
学校が復活すると、小学校に通い直し
18歳で卒業出来たという。
波乱の時代を生き抜いた1人だ。

…と、大分聞けた所で、ウーさん、
仕事で呼ばれてタイムアップ。
蚕を育てている人の場所と名前を聞き、別れる。
↓近くの村出身のツラウトンさんは、
2009年からこの森に通っている。
ウーさん隣
布を織る人数か8~9人だったのに比べて、
糸車を回す人数のが大分多い。工房も点在してる。
家庭の事情で通えない人は、糸車と材料だけ持ち運びして、内職も可能だそうだ。

さてさて、時間がない。
森の工房で一番難しそうな絣を織っている
ソックオンさんに話を聞く。

ここまでで私は、
複雑な物を織ってる人はタケオ出身
という勝手な思い込みをしていた。

ところがこのソックオンさんはシェムリアップ出身。
17歳の時、友達に教えてもらいIKTTシェムリアップで働きだし、
始めはハンカチの縫製から、糸紡ぎを経て、
手に職を持ちたいという思いから布の織り方を覚え、
現在絣模様を織っている。

森本さんは、一人前の職人になるのに
最低10年は掛かると言っていた。
織物の里で育ったソッキアンさんとは違い、
ソックオンさんはIKTT生え抜きの職人と言える人だろう。
絣織
絣はとても緻密で難しそうに見えるので、
難しくないか?失敗は無いか?と尋ねてみた。
最初の1~2年は大変だったようだ。
だがカナールと呼ばれる糸の棒を、
番号順にすべらせれば問題なく、
カナール1
今では番号が無くても糸を見れば解ると話していて、
私とクマちゃんは思わず「すごーい!」
と声を揃えてしまった。

彼女は今年結婚したばかりの新婚さんで、
この時3ヶ月目の妊婦さんでもある。
この森在住ではなく、アンコールトム近くの村から
毎日自転車で通っているそうで、
しばらくしたら産休を取るつもり、とのこと。
子供の手が掛からなくなったら復職して、
50歳まで織り続けたいと話してくれた。

あまり作業の手を止めさせても悪いので、この辺りで切り上げる。

この後、工房から少し離れた蚕小屋へ。
繭と枝
この小枝の束の間に、蚕が繭を作る。

クマちゃんは、織りの道具の日本語も詳しいし、
「お蚕さま」という言葉を使う。
よく知ってるねと伝えると、
留学の権利を得る為に出た弁論大会で、
シルクをテーマにした作文を日本語で発表したことがあるという。
その為に、ここ伝統の森の「蚕祭り」を
取材しに来たこともあるそう…
なんとまあ…通訳としてこれほどの適任は居ない!

セレイアップさん
蚕飼育の昔ながらの道具が置いてある。

去年までは2カ所で飼育していたが、
今は1カ所にまとめられたという高床式の蚕小屋1階で、
3人の女性が話をしてくれた。

エーウさん シェムリアップ出身
シェムリアップのショップで勤めていた姪御さんの影響でここへ。

セレイアップさん カンポット出身
ウーさんと同じくカンポット組の1人

チャンティさん カンポット出身
ウーさんの姪御さんでニッちゃんの叔母さん
おおー…点と点が遂に線になった!

なんでも桑自体は、カンポットの方が沢山育てやすかったそうな。
こちらは洪水になり易い土地柄だから、
桑が病気になり易いと言っていた。

この小屋の裏にも桑畑がある。
こちらはみっしり!
桑畑2
バナナもたわわになっていた!
バナナの木
カワイイニャンコを見る度に、
いつか食べられちゃうのかなーと思ってしまう…
にゃんにゃん2
そんな話を後で森本さんにしたら、
蚕の天敵はネズミ、なので日本でも
養蚕農家は昔から猫は守り神なんだと教えてくれた。
にゃんにゃん
事前に知らされていたが、
ここでは蚕には会えなかった。
最近は、森に来るお客さんには披露していないらしい。
蚕自体がとてもデリケートでストレスが掛かり、
又、防虫スプレーを使ったお客さんが来ると
繁殖にも影響するという。

…ゴメンなさい、無神経にもバリバリ使っていましたm(_ _)m
そんなわけで、蚕に会うのは諦めていたけど、
クマちゃんが、シルクファームというお土産屋が
蚕を展示していると教えてくれた。
弟さんがそこで働いているという。

そんなこんなしてたら、発電機の音が聞こえてくる。
残念…タイムアップ!
クマちゃんには、またお願いするかもと言って別れる。
まだ1日半取材期間はあるけど、
残り時間をどう使うかでスゴく迷う…

疲れたし水浴び…と思ったら、
なんとこの日からお湯がジャブジャブ出た!
バケツにお湯貯めて浸かる!気持ち良い!
日本の風呂文化の良さをカンボジアで再認識。

長湯ではしゃいでたので、
スライプイちゃんの日本語授業はサボる…

入浴と洗濯を済ませると、今まで私1人だった
ゲストハウスへの来客が到着。
森本さんの日本在住の娘さんが、
しばらくこの森へ泊りに来たのでご挨拶。

夕飯は盛り沢山の人数でモリモリ戴く。
焼きサバと納豆が出た。

食後は森本さんとお話。
朱印船貿易時代に日本から東南アジアへ
降りついたお侍さんの、日本刀を見せて貰う。
刀
森本さんの神棚にガネーシャに阿修羅像、
古今東西の八百万の神が並ぶ。
八百万の神々
今日のインタビューの様子について
私も森の人達の顔と名前が一致してきたので
森本さんの話がより分かってくる。
その分やはり、インタビュー1日では足りないという思いを強くする。

例えば、元々ここで働いて腕を上げた人が、
他所に引き抜かれてしまったけど、
暫くしてまた戻って働いてる…なんて
出戻りスタッフなんかも居るらしい。
森本さんもなんで出戻ったのか興味があるご様子。
面白そうだから、やはり明日も通訳お願いしよう!
ゴロゴロ

…というわけで、クマちゃんに、
交換したFacebookでメッセージ送信を試みる。
成田で借りたWifiの電波が、この森では3本立たず…
調べ物がある時はネットを立ち上げるけど、
繋がり待ちの間がかなり時間泥棒!
デジカメの画像データも移せないし、
現地からのブログアップは諦めた次第。

前回の旅ではネットカフェでブログとか
まめにアップ出来てたけど、
あれはネットしか出来ないって環境が、
集中力を上げてたんだなぁ…

スマートフォンはとても便利だけど、
長い記事を書くには不向きですね。
他の余計なことをしたくなるし…。

とはいえ、外国で外人さんとダイレクトに繋がれる
時代の変化とFacebookの偉大さを思い知る。
クマちゃんは明日の通訳もOKしてくれた!

森の人達にも滞在にも慣れてきて、
スゴく楽しくなってきた頃にちょうど、
旅も終わりが近づいてくる。
…そういうもんなんでしょうかね?
丸一日の滞在は明日で最後。
充実させるよう気合入れて寝ます。

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