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安住だいち

Author:安住だいち
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カンボジアを舞台にした
読みきり3本掲載されてます。
↓遺跡マンガ「遺されしもの」
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Fellows! 2010-APRIL volume 10A (ビームコミックス) (BEAM COMIX)Fellows! 2010-APRIL volume 10A
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テニス・ジャーナル誌にて連載終了しました大学テニス部マンガ
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20141111 Tue
IKTTと伝統の森 

IKTTと伝統の森 

10/6
6年前のこの場所で
カンボジアシルクの世界に触れ、
また来たい………!と思って遂に
IKTT入口
来てしまった。

前回の旅で初めて知ったクメール伝統織物研究所
カンボジア国内が内戦で混乱していた時期から、
この国にある絹絣の美しさに気付き、
伝統の火を消さず復興再現させるよう、
現地で活動して来た、元友禅染職人の
森本喜久男さんが立ち上げたNGOである。

その活動は、バンコクからプノンペン、
シェムリアップへと移り、
今ではシェムリアップ州の一部に土地を買い、
蚕の育つ桑の森から育てる、
伝統の森プロジェクトへと発展を遂げている。

詳しくはこちらの本から。

カンボジア絹絣の世界<br />―アンコールの森によみがえる村 (NHKブックス)カンボジア絹絣の世界
―アンコールの森によみがえる村 (NHKブックス)

(2008/01)
森本 喜久男

商品詳細を見る

この本を読んで、ゲーム好きな私は…
ドラクエ2の、水の羽衣をゲットするために
聖なる織り機と雨露の糸と、伝説の職人ドン・モハメを
探す旅と重ねてしまったが、
現実はもっと過酷でドラマチックである。

ずっと興味は抱きつつ、マンガに明け暮れる日々が5年ほど続いた後、
ぽっかり仕事が空いた、そんな昨年12月。
ネットで、IKTT代表の森本喜久男さんが
クメールの美 織の海道出版記念講演会」に、
来日してお話するという情報を聞きつけ行ってみた。
アーツ千代田
この会で初めて森本喜久男さんとお会いする。
絹の織道
その他来席してた方々も、伝統の森への滞在経験がある人ばかり。

漫画関係の知人では、海外旅行経験無しという人も多いので、
海外旅行のメジャーではないカンボジアで、
観光地以外の旅という
ハードルが高そうなことを軽々やってる猛者が、
そこら中に居ることに驚愕する。

私だって以前の旅で、農村部の様子を見てる
こちらの農家というと、木を組んだだけの家で
蚊には刺され放題、家電といえばテレビだけで、
それも車のバッテリーで電力を賄うというシンプルライフ具合。
私の中では日本のキャンプ場よりも
自然に近いイメージ。
ただ、見るのと滞在するのとは違う。
体力勝負な旅になるのは間違いない。

しかし猛者たちは当たり前のように
「森行ってみなよ」「森に来て下さい」
と声を揃えて言う…段々その気になる私。

年明け2014年1月には、TV東京
世界ナゼそこに?日本人という番組に、
森本さんが私財3億円を投げ打って村を作った人として放映される。
番組の中で紹介された伝統の森は、
洪水で腰の高さまで水浸しだった。

マジか…
とても気軽に滞在出来るように思えない…

とはいえ、猛者たちに行くと宣言したし、
行くタイミングといえば決まった仕事が無い今しかない。
実は、不安もあるけど
ワクワクも大きかったりして。

そんなわけで、事前にFacebookで繋がった
猛者のお二人に色々質問のやり取りをして準備を進め、
やっと噂の「森」へ滞在する日を迎える。

IKTTシェムリアップの店舗で朝の待ち合わせ。
車の準備待ちで店舗の中を覗く。
IKTT正面
時が止まったように、6年前と変わらない店内に見える…が、
そんなことなかった。
品揃えが色々増えていてスゴイ。
IKTT糸
黄金の繭 カンボージュ種で紡がれた糸
IKTTワット
猛者のお一人と事前ににやり取りしたメールの中に、

森のショップで気に入った布があったら
連れて帰ってきてね。
「次来たらその時買おう!」
って言ってもなくて後悔したことが
皆んな一度位あるから。

森に行く前に…お気に入り見つけちゃったよ!
柄シルク
緑とピンクの調和にうっとり…
でもこれ、1100$以上するんだぜ…!
無職には予算オーバーだよ!!

シェムリアップの事務所内では、
つい1週間ほど前に子猫が生まれたという…!
コニャンコ
ミーミー言ってる!
こんな小さいの触るの初めて!
指先に乗せて撫で撫でしてるうちに…

準備が出来たようだ!森へ出発!!
道中
シェムリアップで子ねこと共に歓迎してくれた
日本人スタッフ、峯村みゆき先生と道中で自己紹介。
大学卒業後、オーストラリアで日本語教師の勉強やガイドの経験を積み、
その後ルーマニアで1年間日本語を教え、
「伝統の森」へ支援活動をしている
長野県飯田市のNPO法人「ふるさと南信州緑の基金
に関わっているお母様の紹介で、
カンボジアに来ることになったそう。
IKTTでの仕事は5年を超え、
来年3月いっぱいで帰国予定とのこと。
日本語・英語とカンボジアの母国語クメール語を駆使し、
伝統の森のゲストの窓口となっている。
滞在中ずーっとお世話になった方です。

シェムリアップからアンコール遺跡群を抜けて1時間ほど、
コンクリートから赤土の道路を通り、
しばらくすると「森」に到着!
10月は雨季で、この辺りは毎年
洪水の被害に悩まされるらしいけど、
幸い今年は雨が少なく道路も森の中もスムーズで、一安心。

ゲストハウスに案内されるも、
予想に反してすごくキレイで広い!
ドミトリー連泊からの個室なので
落ち着く!嬉しい!
着替えの洗濯を済ませて、
昼食時に森本さんのお家へ。
森本さんは現在癌闘病中で、
体力と相談しながらの生活のよう。
この時はお休みになられていた。
ランチはベーコンのパスタとランプータン。
事前の予想が激しすぎたせいか、
宿も食事も快適で正直ビックリ。

その後は峯村先生に
絹の仕事の様子の説明を受ける。
黄繭繭持つ
中に蚕が居る、まだ命の温もりのある黄金の繭
IMG_1291.jpgIMG_1292.jpg
それを鍋で煮出し糸を紡ぐ。
デカ目食用おかいこ
マンガみたい!こんなに目力のある赤子初めて見た!
子連れのお母さんが同じ場所で作業してる。
繭から煮出したお蚕さまはその場でオヤツになる。
トウモロコシにコクをプラスしたような味。
黄糸糸紡ぎ1
お湯から煮出した糸を、更に紡ぐ。
糸紡ぎ2糸紡ぎ3
紡いで紡いで、より繊細な糸にしていく。
絣織2
順番は飛んで、こちらでは熟練の絣織。
括り
こちらは紡いで洗った糸を染めるために、
白く残したいところを括るデザインの作業。
括り2
紡ぎも織りも熟知しないと
この作業は出来ない。
染め糸ラック
ラックカイガラムシの巣の紅で
染め上げられた糸
染め糸
何色も染めが入った糸
バナナ皮1バナナ皮2
染める前に括るためのビニール紐のような物を、
バナナの木の皮を割いて作っていく。
絹織物を作るための材料全て、
自然由来で出来ている。

話で聞いたり本で読んだりしてきたものの、
実際を見ると本当に、多くの人達の手間と労力が掛かっているのが解る。
そして…忘れてたけど、
絹自体蚕の命から出来ていて、
極彩色の熱帯雨林のエネルギーが詰まっている感じがする。

森の職人達の終業は16時頃。
人々が散って行くころに、
どこかからドルルルルル…と騒音がする。
猛者とのメールで、
17時頃から22時まで電気が通ると聞いていたので、その音だろうと思い…
発電機1発電機2
発電機のところまで行ってみた。
これで伝統の森中の電気を賄うらしい。
以前は17時からなのが、
魚獲りの網を仕掛ける時間と被って
頻繁に遅れたので、逆に前倒しにしたそう。
今では16時過ぎると電気が点くが、
よく故障もするらしい。

17時から峯村先生は森の中学生女子に
日本語を教える時間。私も横で見学。

それが終わると、19時から森本さんの自宅で夕食。
森在住の女性が常日頃から
台所で色々作っているらしい。
献立は基本的に、白いご飯とみそ汁と、
和カンボジア折衷のオカズが5~6品。
材料はカンボジアだけど調味料が
醤油やミリンベースで馴染みのある味。
彼女達には日本の焼き海苔が大人気。
6日夕食
夕食時に改めて森本さんと挨拶をし、
食後はコーヒーのおもてなしと、
アジアのこと、森のこと、色んな話題のレクチャーを受ける。
よくよく考えてみると、
物凄く贅沢な時間だ。

森本さんは、
「布を通して全てが見える。
全てを見てきた。」
と言う。
シルクロード自体、歴史の断片を紐解く鍵になっているように、
古い布を通じて、民俗学・文化人類学・生物学・地理学・化学…
色んな糸が絡み合ってやっと1枚の布が成立する。
それを復興再生するのは、
外国人で、織物職人であった
森本さんにしか出来なかったことだ。
手書き構想
本にも載っていた、鎮守の森
(後に伝統の森に改名)の1番始めのイメージ メモ。
初期の森
森の初期の写真。

お話出来る機会はありがたいけど、
情けないことに私自身が
何について聞きたいかが纏まっておらず、
カンボジアの認識について誤解があったりもする。

森本さんは、カンボジアを訪れる前は
タイのバンコクで生活していたらしく、
↑の本にはその記述が少なかったので、
そもそも東南アジアで活動することになった経緯はどんなか?
をしっかり聞いておきたいと思っていたら、
絶版になってしまった前著を貸して下さった。
メコンにまかせ―東北タイ・カンボジアの村からメコンにまかせ―東北タイ・カンボジアの村から
(1998/04)
森本 喜久男

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旅の最中にガイドブック以外の読書は
あまりしないけど、これがまた面白い。

21時過ぎ頃、部屋に戻り読書。
2008年のNHKブックス版と比べると、
海外やアジアへの新鮮な感情が溢れている感じがする。
日本だと今は国会図書館でしか読めないのが口惜しい。
あとかなり疲れてて、22時に電気が一斉に消えると、
懐中電灯でいくら頑張っても睡魔に負ける…バタンキュー…

でも急いで読まないと旅が終わっちゃうからね!
とりあえず、森での長ーい1日目が終わりました。
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